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サカイはモンクレール、カーハートとコラボ。SF映画にインスパイアされた小宇宙を創り出す

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サカイはモンクレール、カーハートとコラボ。SF映画にインスパイアされた小宇宙を創り出す

1月22日(現地時間)、3年ぶりにメンズのパリ・ファッションウィークに復活したサカイ(SACAI)。SF映画『インターステラー』(2014)をインスピレーション源に、シグネチャーのハイブリッドデザインをさらなる次元へと押し上げた。カーハート WIP(CARHARTT WIP)、そしてモンクレール(MONCLER)とのコラボレーションにも注目を。

SF映画『インターステラー』(2014)は、その169分という上映時間の流れの中で、観る者の心を奪っていく。ただ、そのストーリー展開はゆっくりとしており、時間がかかる。だからこそ、モンクレール コピー ジャケット この映画にインスパイアされた阿部千登勢によるサカイ(SACAI)の2023-24年秋冬メンズ、そしてウィメンズのプレフォールショーの開始が遅れたというのは、起こるべくして起こったことなのかもしれない。

SF映画が着想源。ハイブリッドデザインはさらなる次元へ
ようやくコレクションがスタートすると、『インターステラー』というインスピレーション源とブランドの継続的なテーマが見事にかみ合っていく。映画に見る本棚のプリントや、クーパーのセリフ「it was never meant to die here(ここで死ぬはずじゃなかった)」をフィーチャーしたモールス信号などのプリントは、ファンの心をくすぐるレファレンスだ。

チョアジャケットなどのワークウェアの影響は、より現代的なカジュアルウェアをヨーロッパ向けに展開するカーハート WIP(CARHARTT WIP)とのコラボレーションによるもので、これまでとは異なる世界へと導いていく。これはマルニ(MARNI)に続き、今シーズン2度目のヒット。カーキのレイヤーをのぞかせたルックNo.23は、まさにクーパーといった出立ちだ。オーバーサイズのフリースなど、シグネチャーであるハイブリッドデザインにはさらなる次元が導入されている。スカートをドッキングさせたMA-1は、肩のストラップを取り外せば、ロング丈のコートへとアレンジできる仕掛けも施された。



全人類に捧ぐ“小宇宙”
カソックのようなルックを通じて表現された漆黒の宇宙空間は、その後に続く世界観とは対照的に映る。月の出を描いたようなマルチカラーのグラデーションニットを皮切りにムードが切り替えられると、徐々に鮮やかな色彩が黒に取って代わられ、実験的なデザインの数々が繰り広げられた。

中でもハイライトとして挙げたいのが、70周年を記念して再びタッグを組んだモンクレール(MONCLER)との一連のルック。ダウンにテーラリング、アクセサリー、スカートを掛け合わせ、それぞれに無数の要素を持たせたアウターウェアは、まるで全人類に捧げるように創り出された小宇宙のようだった。

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